RCLIP設立20周年記念
ディープフェイク・ラウンドテーブル
生成AIが急速に発展する中、いわゆるAIカバーやディープフェイクなど、人の肖像や声の利用が世界中で問題になっております。もっとも、こうした人の肖像や声の利用に関する法制度は、国によって大きく異なっております。そのような中、最近では、韓国において不正競争防止法2021年改正やディープフェイク性犯罪防止法(2024年)、中国における民法典改正(2021年)や声の利用に関する裁判例など、様々な動向が注目されるところです。日本でも、「知的財産推進計画2024」(2024年6月)が、「生成AIにおける俳優や声優等の肖像や声等の利用・生成に関し、不正競争防止法との関係について、考え方の整理を行い、必要に応じ、見直しの検討を行う」と述べています。
そこで、本イベントは、ディープフェイクに関する日・中・韓の動向を検討するとともに、ステイクホルダーとの間でラウンドテーブルを行うものです。
なお、本イベントは、The Daiwa Anglo-Japanese Foundation(大和日英基金)の研究助成を受けて、英国ボーンマウス大学 Centre for Intellectual Property, Policy & Management (CIPPM) および英国アバディーン大学との共同研究に基づき開催するものです。また、早稲田大学知的財産法制研究所(RCLIP)設立20周年記念の一環でもあります。
日 時:2024年12月16日(月)13:30~17:30
場 所:早稲田大学国際会議場・第1会議室
言 語:日英同時通訳
参 加:無料(要登録)
共 催:早稲田大学知的財産法制研究所(RCLIP)、英国ボーンマウス大学Centre for Intellectual Property, Policy & Management (CIPPM)、英国アバディーン大学、早稲田大学比較法研究所
プログラム(予定)
総合司会:上野達弘(早稲田大学教授)
13:30–13:35
開会挨拶:鈴木將文(早稲田大学教授)
13:35–14:50
第1部 Overview
13:35–14:05
森島繁生(早稲田大学教授) AIディープフェイクの技術(仮)
14:05–14:20
齊藤邦史(慶應義塾大学教授) 日本法におけるAIディープフェイク(仮)
14:20–14:35
張 睿暎(獨協大学教授) 韓国法におけるAIディープフェイク(仮)
14:35–14:50
蔡 万里(豊橋技術科学大学准教授) 中国法におけるAIディープフェイク(仮)
14:50–15:05
石井夏生利(中央大学教授) ディープフェイクとプライバシー・個人情報保護
(15:05-15:20 コーヒーブレイク)
15:20–17:25
第2部 ステイクホルダー・ラウンドテーブル
[モデレータ]
Dinusha Mendis(ボーンマウス大学教授)、Rossana Ducato(アバディーン大学准教授)
[登壇者]
黒川直毅(経済産業省、弁護士)、照井勝(弁護士)、中町有朋(株式会社アミューズ)、森崎めぐみ(一般社団法人日本芸能従事者協会)、梶元孝太郎(日本マイクロソフト、弁護士)、野崎雅人(GREE株式会社、弁護士)
17:25–17:30
閉会挨拶:クリストフ・ラーデマッハ(早稲田大学教授)
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