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遺伝資源の出所開示に関する新しいWIPO条約への検討(カラペト・ホベルト)
WIPO加盟国は、2024年5月13日から24日にかけ、知的財産、遺伝資源および遺伝資源に関連する伝統的知識に関する条約案の最終交渉をジュネーブのWIPO本部で行い、ブラジルの世界貿易機関(WTO)常駐代表であるギリェルメ・デ・アギアル・パトリオッタ大使が外交会議の議長を務め、新しいWIPO条約へのコンセンサスによる承認にまで至った。ブラジルが議論の主導を務めたことでもあり、そのテーマはブラジルにとって関心が高いテーマでもあるので、新しいWIPO条約について少し検討したいと思う。
AI(人工知能)雑感(三村量一)
近時、知的財産分野はAI(人工知能)に関する論議の花盛りであり、細かい論点に至るまで極めて詳細な議論がされている。AIについては、私なりに多少考えるところはあるものの、論文を作成するほどの十分な知識もないので、この場をかりて日頃の雑感を書き記し、自己の備忘録としたい。
中国の知的財産権分野における信義則の立法と適用 (秦 玉公)
信義則は、市場経済活動の中で形成された道徳規則である。それは、市場活動において信用を重んじ、約束を守り、誠実で欺かず、他人の利益と社会の利益を損なわないことを前提として自分の利益を追求することを要求する。
Hilty教授記念論文集
RCLIP共同所長の鈴木將文教授とクリストフ・ラーデマッハ教授、RCLIP上級フェローの中山一郎教授が、Reto Hilty教授記念論文集「Kreation Innovation Märkte - Creation Innovation Markets」(Springer社)に寄稿しました。
The Internationality of Legal Academia
上野達弘教授が、「The Internationality of Legal Academia」という記事をGRUR International第72巻第12号(2023年12月号)に発表されました。