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室内内装の写真壁紙問題に揺れたドイツ著作権法(志賀典之)
2024年9月11日のドイツ連邦通常裁判所(BGH)の〔Coffeeの写真壁紙〕判決は、過去数年にわたり下級審で判断が分かれ、ドイツ著作権法学のみならず一般世論をも騒がせた論争に決着をもたらした。



統計で見る特許審査、審判の動向~今、何が起こっているのか~(加藤志麻子)
これから述べることは、肌感覚では多くの実務者が感じていることであり、また、私自身も感じていたことであるが、今回、コラムを執筆するにあたり、その感覚が正しいのかどうか、長めに(約20年分)の審査、審判の統計をとりまとめ、検証してみた。

特許侵害訴訟における専門的知見の活用について(服部誠)
2017年以降、最高裁判所、法務省、特許庁、日弁連及び弁護士知財ネットが共催する国際知財司法シンポジウム(JSIP)が毎年開催されている。本シンポジウム(JSIP)は、日本の知的財産権関係訴訟に関する制度や運営の実情について、国内外に発信するとともに、諸外国からも、その国の実務家を通じて同様の情報を直接得られる貴重な機会として、毎回、海外から(欧米各国とアジア諸国へ、交互に参加を呼びかけている)ゲストを招致して実施されている。

オープン・ディスカッションの奇跡(上野達弘)
早稲田大学に赴任して、2ヶ月がたとうとしている。「もう慣れましたか?」と声をかけられることも多い。もともと順応性の高い私ではあるが、もうすっかり落ち着くことができた。むしろ、ずいぶん前からここにいるような気さえする(2013年コラム)。